グローバルな市場価値を上げるために毎日努力していること

GoGetterz Voice 新企画 The Voicers Report は、世界各地で活躍する10人のゴーゲッターで構成された The Voicers が各々の活躍の現場から情報発信をしていきます。
今回は、リーダーシップとイノベーションを説く元外交官の経営者、山中俊之さんです。

 

私は小さな会社を経営している経営者である。
会社のビジョンは、経営者・起業家・リーダーの育成を通じて、世界のイノベーションと地球倫理を実現すること。
少し堅苦しくわかりにくいが、平たく言えば、研修やコンサルティングを通じて、世界で成果を出すことができる経営者育成に従事している。 7年前に起業して、小さいながらも代表取締役の社長である。

それに加えて、神戸の大学で、アフリカの起業家志望の社会人学生にリーダーシップやイノベーションについて教鞭をとっている。

連日多数の研修や講義、インタビュー、ミーティングをこなしている。
国内外の出張も相当多い。
1日に1000キロ以上移動することもざらにある。

経営者育成というテーマを専門にしている以上、自分自身が能力開発や経験実践を通じて、市場価値を上げていく必要があり、そのために、血の滲む努力を続けている。元公務員であり民間での市場価値がもともと高いわけではない。その後失業も経験している。日々の危機感は半端でない。血の滲む努力を続けないと生き残っていけない。同世代の友人知人と会うと会社への不満が大きい人もいる。私は会社への不満を言う時間があるのであれば、その時間で市場価値の向上に努めるべきだと思う。

日常生活の重要ルールは月並みではあるが以下の3つ。

第一に、早寝早起き。何もなければ22時くらいには寝て、起きるのは原則5時。
第二に、早朝のジョギングと英語を欠かさない。モチベーションが大いに上がる。
第三に、仕事はもちろんであるが能力開発と情報収集などの勉強に多大の時間を割く。

では、1日の流れを見てみる。

世界の情報を収集しながらジョギング

ジーン。
5時、目覚まし時計の音に応じてまだ暗いうちに起床する。朝早くの目覚ましは家族には評判が悪い。

起床してまず実践するのは瞑想だ。5分間ほど、ベットに座って呼吸に注意を向ける。

そして、ジョギングである。普段は自宅から緑に覆われた道を海まで往復4キロを走る。フルマラソンが近い時期は10キロ以上走る。私が住んでいるのは、兵庫県西宮市。一般には甲子園球場があることで知られるが、実際に住んでみると山と海に囲まれた自然豊かなところである。大都市に住むことを嫌う私は、大阪・神戸の都心まで阪急の特急で10-15分程度でラッシュ時には電車が込んでいる西宮は都会すぎると感じることがあるが、緑が多いので一応の合格点である。

 

昨年のフルマラソン。ゴール直前のひとふんばり

ジョギング中は、たくさんため込んでいる世界のニュースや経営者の講演などを聞いている。ビジネスパーソンにとって情報収集は死活的に重要。特にドメスティックな日本社会では、特別に意識しないとドメドメ(Domesticすぎることを揶揄する言葉)になってしまう。日本語社会に身を置いていると情報の浦島太郎になってしまうので世界の情報を収集する仕組みを日常に入れ込むことが重要だ。

ジョギングから帰ると、ゴミ出しなど家事を若干して、コーヒーを飲みながら、自宅兼事務所でCNNかBBCを聞きながら、New York Timesを読む。まず英語のメディアから入るのは情報収集における私の鉄則である。日本のメディアはDomesticすぎる(もちろん日経新聞記事やテレビ東京系の経済番組に良いものもあるのでそれは収集するが)。2016年10月現在築地市場の豊洲移転問題が大きなニュースになっているが、そんなのは所詮東京のローカルニュース。もっと世界のニュースに耳を傾けないと化石になってしまう。

その後英語の勉強である。「実践ビジネス英会話」「入門ビジネス英語」を聞いて、知らない表現を覚え込む。オバマ大統領の広島での演説をシャドーイング(CDに合わせて同じ速度で読む・話すこと)をしている。シャドーイングは100回繰り返して、その後他の文章に移る予定である。

外交官として海外の経験があるとはいえ、普段英語で論文を書き英語で双方向の講義を多数行っているとはいえ、CNNやBBCの英語は理解できるとはいえ、英語はまだまだである。地道な努力を決して軽視してはいけない。

朝食と昼食は会食時を除き食べない。夕食のみの1日1食の毎日のミニ断食である。オバマ大統領をはじめ世界のCelebrityの中に少食の人が多いと知って、私も食事を大きく減らす決断をした。その結果、体重が減少した他、集中力が大きく向上した。また、やや大げさかもしれないが、夕食まで食べないことで世界のひもじい人の気持ちが少しはわかるようになったかもしれない。中東のイスラム圏で若き時を過ごした私にとっては、貧者の気持ちになることを一つの目的としてイスラム教徒が断食していることを知っている。

本業で動き回る

その後の過ごし方は、研修、大学、ミーティングの3つのパターンに分かれる。

研修とは、企業での終日研修である。朝9時くらいから夕方まで続く。8時間ほど立っぱなしであり、肉体的にも精神的にも厳しい。前泊のことも多く全国を駆けずり回っている。年間70-80日くらいは研修をしている。

大学とは、兼任で教授職を務めている神戸情報大学院大学での講義、ゼミ、学生との面談、教授会などである。毎週月曜日は終日大学に詰めている。その他もう1日大学に半日ほどを過ごしている。

ミーティングとは、顧問をさせていただいている企業訪問や研修の事前打ち合わせなどである。ミーティングの日は多数のミーティングが入る。ミーティングの合間に、資料作成や執筆を行っている。英語でのリポートも強制的に書くようにしている。

夜は、自宅では週に2日程度食事をしてその他は遠方にいるなどの理由で外食である。夜だけは食事をするので、多めになることもある。飲酒は週に2-3日程度。何もないときは飲まないが、懇親会などでは羽目を外して二日酔いになることがある。酒については反省の日々である。

居酒屋国際交流タイム

継続的に参加している勉強会としては、稲盛和夫氏主宰の盛和塾、大前研一氏主宰の向研会。趣味で落語をしており、桂出丸師匠主宰の落語教室にも通っている。

落語家「積極亭はつらつ」としても活動中

ホテル泊でない場合は8-9時ころに帰宅することが多い。「出張が多くて自宅に帰っていないのではないですか」との質問を受けるが、年の半分ほどは自宅で寝ている。

また、海外には年間50-70日程度行っている。現地でのワークショップ開催、国際会議出席などの合間に現地・現場を徹底的に回っている。将来的には海外に拠点を移すことも考えている。

夜は軽めのインプット中心で早く寝る

夜は一般に集中力が落ちる。そのため重い作業は入れないようにしている。

就寝までは読書やたまっているビデオを見ることが多い。読書は1日2冊を目安にしている。移動中や夜に読むようにしている。電子書籍と紙の本の割合はほぼ半々である。読む本のテーマは、経営ビジネスが多いが、歴史、宗教、小説、芸術、科学などさまざまである。激動の時代は、とにかく幅広い読書が必要である。

ビデオは、NHKの「100分で名著」や海外ドラマ(例えば2016年10月現在であればトルストイの「戦争と平和」)、テレビ東京の「カンブリア宮殿」、CNNやBBCのアフリカ関連のニュースが主である。

就寝は22-23時くらい。早めに寝て、次の日に早く起きることを目指している。